お知らせ
お知らせ2025.07.02
【開催報告】ミニワークショップ『聴覚障害学生支援のための「ろう者学」動画活用ワークショップ-支援における実践と展望-』
教育関係共同利用拠点事業において、6月13日(金)に『聴覚障害学生支援のための「ろう者学」動画活用ミニワークショップ』をオンライン(Zoom)にて開催しました。
「ろう者学」動画は、聴覚障害学生自身のエンパワメントやキャリア形成支援に活かすことを目的として制作されたもので、様々な聴覚障害者の生き方や考え方、社会で活躍するロールモデルを紹介しています。
本ワークショップは、聴覚障害や聴覚障害学生への理解を深め、支援の視点を広げることを目的としています。
まず、ろう者学トークの動画を視聴しながら、聴覚障害、障害受容、職場でのコミュニケーション工夫、セルフアドボカシーについて、解説しました。その後に、参加者の方々も交えて現場での困りごとや活用方法について意見交換を行いました。
また、手話レクチャーでは、窓口でよく使用される手話表現を紹介し、参加者の皆さまに実際に手話を使っていただく体験も実施しました。
参加者の皆さまからは、「今年度、ろうの学生が入学してきたので聴覚障害について理解を深めたいと思い、参加しました」「各大学の具体的な事例を聞くことができ、大変参考になった」「あっという間の2時間だった。知らないことばかりで、とても有意義な時間だった」など、さまざまなご感想をいただきました。
少人数での開催だったからこそ、内容の濃い、非常に有意義な交流の場となったと感じています。本ワークショップで得られた学びや気づきが、今後の聴覚障害学生支援に活かされることを願っております。