自立活動「耳が聞こえないが武器になる」学習指導略案

1 対象

中・高等部(保健体育)

2 指導の形態

グループ学習ができる広いスペース。(スライドを映せる)
インターネットが使える環境である。

3 指導の目的(必要に応じて,個人の目標も設定)

1)自分の動体視力について振り返る。

2)耳が聞こえないことで、優れてくる体の機能に気づく。

3)聞こえないからといって不利にはならないことに気づく。

4)デフのアスリート選手について知る。

4 指導にあたって(単元・題材の構成について)※箇条書きでも可

・互いの良い所さがしでは、それぞれ得意な面を見つけ尊重しあえるような声掛けをする。

・動体視力のテストの活用では、スポーツが苦手な生徒でも取り組みやすいようにゲーム形式に進めるとよい。

5 本時の展開


学習活動 指導・支援内容
(留意事項及び配慮事項)
評価の観点



5











40












5
活躍しているスポーツ選手を考えてみる。
ワークシート(1)-1




プロスポーツ選手の紹介

その選手の何が優れていのか、意見をまとめる。
ワークシート(1)-2



友達の優れているところを他己紹介する。
ワークシート(2)





特にろう者だからこそ優れている運動の運動能力はないか考える。
ワークシート(3)
動体視力の実験をやってみる。
ワークシート(4)
ろう者のアスリートの紹介
グループ学習(3人〜4人)
活躍しているスポーツ選手をみんなで意見を出しあう。野球選手、サッカー選手、選手はだれでもかまわない。(3分)
[スライド2]

[スライド3]

話し合って出した意見の発表(1分×8班)
何が優れているのか考えさせる。
[スライド4、5]

2人ペアになって、お互いの優れているところを違うペアに紹介する。
(運動に関することじゃなくても可。互いを尊重しあえる意見を出すように促す)
[スライド6、7]

ペアで話しあってみる。
[スライド8]


動体視力のサイトを利用して実際にやってみる。
[スライド9]

スポーツ界で活躍してきている、これから活躍する選手の紹介
[スライド10]
積極的に話し合っているか。
【興味関心態度】






自分の意見と他人の意見をまとめ発表できるか。
【思考判断表現】


相手の意見を聞き、相手の良い部分をさがせているか。
【思考判断技能・表現】




取組状況を観察する。
【思考判断技能】



障害を持ちながらもスポーツに取り組んでいる仲間の努力を考えることができるか。【興味関心態度】

※特筆すべき留意事項

6 参考・引用文献またはWebサイト

・動体視力向上Labo http://www.kineticvsn-lab.com/

・ろうを生きる難聴を生きる(NHK)https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/rounan/779/

作成:平石量子、2019年
編集:ろう者学教育コンテンツ開発取組担当

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